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ホモが嫌いな女子なんかいません!

「与太郎戦記」読書中~。
与太郎戦記

北支の機関銃中隊に配属された秋本兵長。
南京の師団司令部から揚子江を渡り、巣湖のほとり小さな町の守備についた。
何も娯楽のない田舎のこととて、日曜に外出がゆるされても行くのは慰安所ばかりである。
しかし秋本兵長は慰安所へ行かないのだた‥。
柳昇師匠の文にいわく。
~ところが私は、ご存知のマジメ人間。戦場でこの身を花と散らす覚悟はあったが、ベッドの上の戦場で童貞を散らしてしまうのは、どうにも気がすすまなかった。だから、まだ一度も“突撃一番”を敢行したことはなかった。
そんな私を見て、あるとき中隊長殿がいった。
「おまえは、慰安所へ行きたくないのか?」
「はア、自分は、そんな不潔なところは、キライであります」
「そうか!? 私もキライだ!」
中隊長は目を輝かせた。私は、ここで点数をかせごうと思い、
「女といっしょに寝ても、おもしろくないであります。寒いときは戦友と寝具をいっしょにして寝るのでありますが、そのほうが暖かくていいであります」
といったのを、中隊長殿は、べつの意味にとったらしい。
「そうか‥‥‥よし。秋本、今晩は私のところへ来い。いっしょに寝よう。アー、消灯になったら、枕を持って来いよ」
とんでもない命令が下ってしまった。上官の命はナントカの命だ。そむくわけにはいかないのが、帝国陸軍である。
「な、今晩来いよ」
「‥‥‥」
「イヤか?」
「‥‥‥」
「イヤなのかッ!?」
「イ、イヤじゃ‥‥‥ありません‥‥‥」
「じゃ、来い」
当時の私は、皇祖皇宗にちかって、ポチャポチャとかわいい美少年だったのだ。つまり、これは、私の美貌ゆえに招いた不幸であった。~

しかし中隊長殿のお気に入りゆえに危険な作戦に従事することもなく命長らえたのであった。
とはいえ、いつまでも作戦に出ないわけにもいかず、大戦末期には上海~香港~台湾をめぐる輸送船上で機銃を構えていたと云う。
真実ゆえに(なんとも言えない)おかしみがある。
いまや冥土の人となった柳昇師匠は力の限り叫びたかったであろう。
「俺は断じてホモなんかではないッ!!」
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テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌

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と来ればこう返すしかありますまい。

カレーが食いかけジャイ。

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