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から笑う孤島の鬼その2

柏では6号線沿いに古本屋が集まっている。
存じよりの「S」に行く。
7年前の開店以来シヴい文学系に強いラインナップの店。
かつて寺山修司を狂ったように買いあさったものである。
久しぶりに行ったらサンコミックスとか八曜社版「女犯坊」とか「アリンス国女帝夢幻」なんかもあるし、マニアック度さらにアップ。
しかし今のわたくしは乱歩を探求する者なのである。
「江戸川乱歩はどこですか!?わたくしはたった今池袋の乱歩邸を見てきたのです!!」
嗚呼!もはや気ちがいのように叫ぶわたくし。
どのような天魔にとりつかれたのでありませうか。
そして目指す乱歩はあったのです…。
「湖畔邸事件」「影男」(佐藤まさあきに非ず)「何者」「幽霊塔」
おお!これで創元推理文庫版20巻中16冊がわが手に!
さらに創元推理文庫日本探偵小説全集2「江戸川乱歩集」と光文社文庫江戸川乱歩全集第24集「悪人志願」を手にした。
なんたる喜びであろうか。
喜びのあまりわたくしは絶版マンガ本棚のかたすみにあった「林家三平」のビデオを買うことにしました。
1991年に東芝から発売されたビデオで、エンディング・テーマは坂本龍一教授による「BALLET MECANIQUE」であります。
すごいミスマッチと云おうか三平師匠だから気にならないと云おうか。
「ああ林家三平だ!わたくしは根岸三平堂に3回も行ったのですよ!!」
気ちがいのように喜ぶわたくし。
だが喜ぶのはまだ早い…この発見が大いなる悲劇への序章であろうとは誰が考えたであろうか!
6号線を東に渡る。
「A」は本棚ぎっしりと本がつまっている。
あまつさえ未整理の段ボール箱が店の奥への侵入を拒んでいた。
以前は通り抜けできたのに、この店も整理が行き届かないようでは長くはないかのう。
などと一人勝手な思考にふけるその刹那。
創元推理文庫の乱歩が20冊ビニールに包まれて本棚にあった。
逡巡そして決意。
嗚呼、残り4冊のために8310円也で全巻セットを購おうとは!
そう!残り4冊「大暗室」「盲獣」「緑衣の鬼」「人間豹」が手を伸ばせば届くところにあるのだ!
ダブりは「S」に売りました。
戻ったのは、たった2千円でした。

探偵小説四十年

この一週間の戦果をならべて「うふふ」と一人ほくそ笑むわたくし。
ちなみに「孤島の鬼」は、わが家の腐海に沈んだままなのでありました。
「作戦終了、全部隊は本隊に復帰!」
輝かしき戦果!堂々たる戦果である。
いささかの犠牲を払ったものの“いくさ”に犠牲はつきものである。
買った本は読め!
わあこんなにいっぱい読むのは大変だあ、などとうれしい悲鳴をあげたりして。
しかし真の悲劇は音もなく、足音もひそかに近づきつつあったのです。
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テーマ:推理小説・ミステリー
ジャンル:本・雑誌

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    なんか忙しい毎日。

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